「NINNO イノベーターの人事部」モデル構築支援 − 経済産業省「令和6年度 地域の中堅・中核企業の経営力向上支援事業補助金」|新潟県
新潟県では、県内における開業率の低さから創業支援に力を入れていた。その結果、スタートアップ企業やITベンチャー企業の創出は進みつつあったが、事業成長のための知見や経験を持つ「人材」の不足という課題が浮かび始めていた。また、地域を支える地場中小企業においても、DX戦略を推進するための「人材」が不足している状況だった。 こうした現状を踏まえ、イードア新潟支社*は木山産業株式会社・新潟県と連携し、経済産業省「令和6年度 地域の中堅・中核企業の経営力向上支援事業補助金(通称:地域の人事部)」を申請。「NINNO* イノベーターの人事部」を立ち上げ、県内の産官学と連携した、企業の成長を支える人材の採用・育成プラットフォームの構築に乗り出した。
イードア新潟支社
「オープンイノベーション」「DX」などをキーワードに、新潟県内外の企業や行政を通した「地域×イノベーション」を促進するための活動を行っている。
https://edoa-niigata.jp/
NINNO
新潟駅直結ビル群「プラーカ」を保有する木山産業株式会社とイードアが業務提携し、開発した新潟県最大級のイノベーション施設。スタートアップ・ベンチャー企業、地場企業、行政、教育機関・研究機関が集まり、イノベーションのために共創する場。
https://ninno-plaka.com/
ミッション
■経済産業省「令和6年度 地域の中堅・中核企業の経営力向上支援事業補助金」への採択
■新潟県内の産官学と連携した、企業の成長を支える人材の採用・育成プラットフォームの構築
実行プロセス
- 課題の整理
新潟県・関東経済産業局と共に、県内スタートアップ・ベンチャー企業の創業から事業拡大における課題をヒアリング。
その結果、「事業化」フェーズにおける、経営・事業推進に関する知識を補う人材の不足から、「事業拡大」フェーズへの移行に歩留まりが生じているという課題を抽出(企業の事業フェーズを「創業」「事業化」「事業拡大」の3段階に分類した場合)。
こうした課題を踏まえ、「人材」を切り口に企業の持続的な成長を促すため、経済産業省「令和6年度 地域の中堅・中核企業の経営力向上支援事業補助金」への申請を開始。 - 補助金申請と体制構築
イードア新潟支社・木山産業株式会社・新潟県が中心となり、補助金申請手続きと事業推進に向けた体制を構築。令和6年度に採択が決定。
■採択に向けたストーリー構築と申請書の作成
■事業概要と支援スキームを設計し、県内の産官学との連携体制を構築
■各機関の役割分担(採用支援・人材育成・マッチング促進など)を明確化 - 「NINNO イノベーターの人事部」の立ち上げ
以下機能を有した「NINNO イノベーターの人事部」を立ち上げ、NINNOがハブとなって運営。
■窓口機能:企業が成長支援人材や外部プロフェッショナル人材と出会える相談窓口
■採用促進機能:出向型・副業型・転職型など柔軟な人材関与モデルの設計
■育成機能:地域大学と連携したイノベーター人材・DX人材の育成 - 県内企業と首都圏人材のマッチング創出
イードア新潟支社が中心となり、地域の産官学、そして首都圏人材とのコネクションを持つイードア東京本社と連携したさまざまな取り組みを実施。県内企業と首都圏人材とのマッチング機会を創出。
■出向・副業・転職など、目的に応じた人材アサインの実現
■県内企業と首都圏人材を繋ぐイベントの開催
■CXO・MGRレイヤーの採用や求人票作成のノウハウを解説するセミナーの開催
■DX人材の採用や求人票作成のノウハウを解説するセミナーの開催
■地域の学生に向けた、DX講座の提供・インターンシップの実施
結果
■マッチング事例の創出
業務改善や新規事業立ち上げなど、実際の経営課題に外部人材が参画。なかには企業間アライアンスへと発展するケースも生まれた。
■イノベーション基盤の形成
民間企業・自治体・教育機関が連携する、「人材」を切り口としたイノベーション基盤を確立。
■全国的にも稀な「出向型モデル」の構築
全国の「地域の人事部」の中でも稀な「出向型モデル」を構築し、企業と外部プロフェッショナル人材との新しい出会いの場を創出。
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